生後2ヵ月半

鼻が曲がるかと思うほど臭かったアヌビー…。
手のひらに乗るほど小さかった。食べることにあまり興味がなく、
悪戯はするが、人間の言葉を聞こうとする態度がみられた。
日本語よりも英語に聞き耳をたてるので、命令系統は全部英語
にすることにした。反面、胃腸が弱く、毎週のように医者に通って
いた。
この頃のことを覚えてるか…って? そりゃ、ムリだ。
あ、あるある…このうちに行った時に
いきなりシャンプーされたんだ! マイったね。
あれ以来、嫌いになった。
生後6ヵ月

ある日、獣医さんがこう言った。
「もう大丈夫ですよ。標準より小さかったから心配したけど、もう
大丈夫」…え?それって危なかったってこと?…驚いた。普段は
元気だったし、ゴブリンの子供はこんなものかと思ってたから。
とにかくたくさんのことを細かく指導してくれた先生に感謝、感謝。
あ゛ー、思い出したくない。
心配しすぎだって!
そういえば…診察台の上でおもらししたことあったっけな。
今でもあの先生コワイし、どうしてもあそこは
好きになれねぇ…。
すくすく育ち、鼻ペチャもすっかり影をひそめてこんな男前に…。
しかし、時々脱走しては慌てさせられた。
できるだけどこにでも連れては行ったが、遊び友達がいなかった
せいか、社交性は身につかず…。
あの頃はうるさいやつらもいなかったし、
今から思えば天国だったよな〜。
しみじみ…





      


      


      









  


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