ご無沙汰していて申し訳ありませんでした。ソフトが変わって不器用な私はなかなか慣れずに更新が滞っています。
さて、
バッジオがいよいよ引退…という話が真実味を帯びてきました。今朝、代表最後の対スペイン戦を見ました。ひとりのスポーツ選手が引退するということで、こんなに寂しく、また悲しい思いをしたのは生まれて初めてのことです。バッジオはすべてにおいて憧れのスポーツ選手でした。二十年間の選手生活には私たちには想像もできないことが数え切れないほどあったと思います。ケガからの復活や周囲との確執なども取り上げられてはいましたが、はっきり言って彼の体はボロボロでしょう。ファンにとってはまだまだ彼のプレイが見たい!と当然思うと思いますが、それを考えると…ただ唸るばかりです。
ファンタジスタという言葉に心から同意をした選手は、私にとってはまだ
バッジオだけです。これから先に増えていくことを楽しみにしていますが…。
セリエも残すはあと三試合。果たしてユーロにも出てきてくれるでしょうか?一試合でも出場して欲しい!と願います。

欧州サッカーもいよいよ追い込みに入ってきました。ということで、とうとうサッカーのページを作って
しまいました。日程表なんか作っていると、なんかほとんど自分のために作っているような…。
ま、そんなもんです。
デスクトップ壁紙ばかりUPして他のが更新できなくてすみません。ひとつのことに夢中になると手が
まわらなくなる性格で…。Goblinたち、あんたたちも春だからって一日中グースカ寝てる場合じゃないよ。
先日、マイクル・クライトンの「タイムライン」を読み終わりました。映画になってることはすでにわかっていましたし、基本的に本か映画かどちらかしか見ないことにしているのですが、どうしても読んでみた
かったんです。本を読むと自分なりの想像の世界が出来上がってしまうので、後で映画を見た時に
ガッカリするケースが多かったのが理由でしたが、今の映画は技術が発達しているので結構セーフな
ことが多くなりました。これって、私の想像力が貧困になったせいでしょうか?
ともかく、タイムマシン系にはすごく興味があります。本当に実現する日は来るのでしょうか。自由に
過去に行ける…というのもまたいろいろな問題が生じてくるでしょうから難しいですが、スタートレックで使われているような転送技術はもしかしたら…。
「タイムライン」は上下2巻の長いものでした。時代を遡るまでにだいたい上巻が終わって  
しまったので、「おいおい、いつ出かけるの?」と不安になりましたが、映画ではほとんど
とばしているそうです。
そりゃ、そうですよね。中世の記述は迫力がありましたし、目に浮かぶようでした。         
現代のように人権もなく裁判もしないですぐ首をはねられる時代、どこの国でも
ありましたよね。そんな時代に生きていた人たちはどう毎日を過ごしていたんだろう…
そんなことを考えてしまいました。かなりのめりこみました。映画を見るのが楽しみです。
     
私としては非常に不本意ながら、やっとアンディのDVDを見ることができました。
もっと早く見たかったのですが、いろいろ事情がありまして…。
インファナル・アフェア」(原題「無間道」)です。トニー・レオンアンディ・ラウ
競演ときたら、それだけですごいのですが、問題はやっぱり中身ですよね。
…イイです。もともと香港映画と言えば「少林サッカー」に代表されるような笑いながら気分がスカッとするようなものか、メチャクチャ撃ちまくりのやつ。本当に香港映画は、これでもか!っていうくらい相手がすでに死んでいても撃ちまくりますよね。
香港人はなかなか死なないのでしょうか…。でも、本当は「狼たちの挽歌」などの
ように味のある作品がたくさんあるんです。
とにかく、「インファナル・アフェア」は中身の濃い作品です。それは脚本の良さがあげられると思います。監督はアンドリュー・ラウ。視覚効果には、あのクリストファー・ドイルです。「HERO」の画面も美しかったのは記憶に新しいところ。
ヤン(トニー・レオン)は潜入捜査官、ラウ(アンディ・ラウ)はマフィアの手先として
潜り込んだ警察官のエリート。お互いの内通者を暴き対決する時…。
全編に渡り、どうなるんだろうと息もつけない緊張感が続きます。ドンパチはあまりなく、善と悪とはどこを境にして決まるんだろうか、というテーマで考えてしまう映画です。もちろん画面も洗練されていますし、音楽もすごく良いです。
脇をかためているのもベテランや有望な新人たち。それではちょっとだけご紹介
します。

アンディ・ラウ ≫ 
とにかく大ファンです。何年間か香港のファンクラブに入っていましたし、コンサートにも行きました。アジアでは知らない人のいない大スター。1961年生まれ。
1989「ゴッド・ギャンブラー」 チョウ・ユンファとの共演でした。
1991「炎の大捜査戦」 ジャッキー・チェンなどスターがたくさん出演しています。1994「酔拳2」 最初にちょっとだけ。
1999「暗戦 デッドエンド」 これも好きな映画です。念願の最優秀主演男優賞を
                 獲りました。
2000「Needing You」 サミー・チェン共演。
すでに100本以上出演していますので、これはほんの一部です。1991年には映画制作会社「天幕」を設立し、プロデューサーとして製作もしています。先月には反町隆史との「フルタイム・キラー」も公開されました。歌手としてももちろん有名で、彼の声も歌も大好きです。
トニー・レオン ≫1962年生まれ。
1993「月夜の願い」 好きな映画のひとつです。
1994「恋する惑星」 フェイ・ウォン共演。セリフがお洒落で好きでした。
1997「ブエノスアイレス」 昨年亡くなったレスリー・チャンとの共演で話題の映画で                した。
2004「HERO」 思わず画面に釘付けになる美しさ。
エリック・ツァン ≫1953年生まれ。
1996「ラヴソング」 レオン・ライ、マギー・チャン主演。渋い役でした。
1998「不夜城」
この人が出ていないと、なぜか香港映画という感じがしないのはなぜでしょう?
名脇役ですね。ホッとします。

まだまだ、他にもアンソニー・ウォン、ケリー・チャン、そしてエディソン・チャンや
ショーン・ユーの若手がトニーとアンディの若い頃を演じています。

これだけ長く書いてしまうのも、一時期メチャクチャ香港映画にハマったことが
あったからです…。何より驚いたことには、すごい二枚目俳優や女優が平気で
三枚目を演じること。日本で考えるイメージダウンではないんですね。いやはや
こっちが「もうやめて〜」と赤くなってしまいます。香港で俳優やるのは大変そう
です…。しかも、彼らは本当にサービス精神が旺盛です。日本では考えられない
くらい。ただただ…すごいと思います。
「少林サッカー」で、香港映画っておもしろいんだと初めて思った方もたくさんいると思います。「インファナル・アフェア」はこの後、ふたつも続編が続きます。ブラッド・
ピットが最高額でこのリメイク権を獲得したこともニュースになりましたが、果たしてこちらは誰が演じるんでしょう。楽しみです。



   


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